全国組織・中小企業家同友会とは
同友会のおいたち
中小企業家同友会は、全国すべての中小企業の繁栄と、そこで働くすべての人々の幸せを願い、1957年(昭和32年)4月に日本中小企業家同友会(現、東京中小企業家同友会)として東京に生まれました。その後、名古屋、福岡、大阪、京都、北海道と誕生し、全国へと拡がってきました。
高知県中小企業家同友会のあゆみ
高知県中小企業家同友会(略称、高知同友会)は、1986年(昭和61年)10月に50名の会員で発足して以来、お互いの経営体験交流と全国の同友会との交流の中で、優れた活動や経営体験から教訓を汲み取り、経営に役立つ中身のある活動をめざすことで、現在では250名を超える経営者団体へと成長してきました。
同友会理念とは
企業にも経営理念があるように、同友会にも同友会運動の歴史の中で培われてきた「同友会理念」と呼ばれるものがあります
それは次の三点(三つの目的、自主・民主・連帯の精神、国民や地域と共に歩む中小企業)に表わすことができます。
三つの目的
◆よい会社をめざす
第一の目的は、よい会社をめざすということです。よい会社とは、企業の理念が明確であり、顧客や取引先からの信頼も厚く、社員が生きがいをもって働き、どんな環境変化に直面しても、永続して利益を出し続ける企業といえるでしょう。このような強靭な体質の企業づくりをめざして、会員相互に切磋琢磨して学び合ってまいります。
◆よい経営者になろう
第二の目的は、よい経営者になろうということです。古くから「企業は人なり」といわれており、経営者の器の大きさが企業の中味と将来を決めるカギです。会員一人ひとりが常に経営者としての見識を養い、人間的成長をめざし、自分自身に磨きをかけていく、そのために謙虚に学びあい、高まりあい、総合的な能力を身に付けるよう努力してまいります。
◆よい経営環境をめざす
第三の目的は、よい経営環境をめざすということです。私たちは、主として個々の経営努力によって企業の未来を切り拓いていきますが、経営努力だけでは解決できない、時代の流れ、産業構造の変化、政治・経済のしくみから生じる困難な課題がたくさんあります。私たちは、日本経済の真の担い手としての誇りと自覚に立って、経営努力が公正に報われる経営環境を実現するために、会員が結束し、他の中小企業団体とも提携し、努力してまいります。
自主・民主・連帯の精神
◆自主
自主というのは二つの意味を持っています。一つは、同友会は他のいかなるところからも干渉や支配を受けないということです。もう一つは、入会も退会もまた行事への参加についても会員経営者の自主性を尊重するということです。つまり、会の主体性を守り、会員の自由選択権を保障するということです。
◆民主
民主にも二つの意味があります。一つは、会の運営を会員の要求や意見に基づいて行い、ボス支配がおこらないようにするということです。もう一つの意味は、あらゆる事柄を常に民主主義の立場にたってとらえ、民主的なものの見方や考え方を積極的に広めていこう、とりわけ企業内で実践していこうということです。このことによって組織の自浄力は強化され、発展が保障されます。
◆連帯
連帯は、会員同士の腹を割った裸でのたすけあいと、あらゆる階層の人たちと手をとりあっていく、外へ向けての融合、協力、団結をすすめる意味とがあります。特に会内においては、経営者としての全人格的完成をめざしての相互の高まりあいから生まれる深い信頼関係(高い次元でのあてにしあてにされる関係)が連帯の中身となります。
国民や地域と共に歩む中小企業 ~私たちのめざす中小企業~
日本では中小企業が生産の60%、流通の80%を担っており、就業人口の70%強が中小企業で働いています。まさに国民の暮らしと日本経済を中小企業が支えており、その経営基盤の大半は国民生活と地域の中にあります。このような条件のもとで、同友会では次のような点に留意し運動を進めています。
・企業活動が反社会的、反国民的でない企業づくりをめざします。
・優れた製品やサービスの提供、雇用の維持・創造、人材育成、個性ある地域文化の形成といった、中小企業が果たすべき社会的使命感と責任感を大切にします。
・行政機関、金融機関、大学・研究機関、経済団体と連携し、地域の発展、振興のために提言し、行動する中小企業家をめざします。
同友会の特徴
同友会は、次のような性格・特徴を備えています。
・同友会は、様々な業種からなる異業種の中小企業経営者団体です。
・同友会は、中小企業家が自分たちの力と知恵で組織する任意団体です。
・同友会は、悩みや課題を持つ経営者が、相互の経営体験を交流し、謙虚に学びあうことに最大の特色があります。
・同友会の財政は、会費を中心とした会員からの収入で成り立ち、中小企業家の自主的な参加と手づくりの運営で活動しています。
・同友会は、会員の自主性を尊重し、知り合い、学び合い、授け合いを日常的に追求しています。
・同友会は、社会的地位、会社の大きさ、会員歴などの関係なく、すべての会員がお互いに対等、平等の立場から自由闊達に意見や要望を出し合い、十分論議をつくし、相互理解の上で運営されています。
・同友会は、会の目的を達成するために、どの政党ともわけへだてなく接触しますが、会としては、特定の政党を支持したりはしていません。また、会員の思想、信条の自由は当然のこととして保障されます。
そんな同友会に興味のある方は
まずは例会へのオブザーバ参加をしてみてはいかがですか?
ぜひお気軽にお問い合わせください。
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