創立28周年記念例会

公開日： 2014/10/22 : 県例会

2014年10月21日（火）

高知県中小企業家同友会の創立28周年記念例会が開催されました。

今回は会員やオブザーバ含めて60名近く参加いただき

報告者には静岡同友会の　こるどん株式会社　後藤百合子　氏に

「経営指針で見えてきた社員とともに進む会社」

という報告を頂きました。

座長は高知支部の　アフロディア　西川さん
室長には　安芸グループファーム　小松さん



報告者の後藤さんはとても気さくで温かみのある方ですが
報告を聞くととても芯のしっかりされた素晴らしい経営者です。

こるどん株式会社は大正５年に「後藤製紐株式会社」として
組み紐製造専業の会社として創業、来年100周年を迎える老舗企業です。

4人姉妹の長女として入社され経営に関わる中で
「5年後にはこの会社は潰れる」　という危機感を持ち
先代に相談するも「それならお前が社長をやってみろ！」と言われ
4代目社長として新たなスタートをきられたそうです。

それから様々なご苦労をされながらも
大きなチャンスと巡りあうも、高い壁であったそうですが
社員さんと一丸となり、壁を乗り越え
返済も目処が付いた頃に　同友会に入会し
経営指針を作る会に参加！
先輩経営者から「なぜ経営しているのか」という厳しい指摘に
自問自答しながらも、多くのことに気付かされたそうです。

それをきっかけに、自社で「経営指針」を確立させ、実行し
今では社員さん個々が経営指針をしっかりと理解し
自身がいなくてもしっかりと会社が成り立つまで育ってくれてるそうです。

他にも伝えきれない程の素晴らしい報告でした。
報告後のグループ討論でも、

「あなたは社員と共に進む会社をどうつくっていきますか？」

というテーマの元、参加者が熱く討論し
素晴らしい学びの場となりました。

グループ討論の様子

後藤様もグループ討論に参加いただきました。

質問に対する補足報告でも
とても解りやすく内容の濃い回答をいただき
参加者からも好評であったと感じました！

ちなみに「こるどん」とは「紐」という意味だそうです。

こるどん経営指針===================

経営理念

1、自由
固定観念にとらわれない自由な発想と行動力をもち、
それを守るための自己責任を果たしましょう。

2、平等
年齢、性別、国籍、学歴、職位、職責などにかかわらず、
仕事にかける情熱においては全員が平等であることを知りましょう。

3、愛
自分自身を愛し、仕事を愛し、同僚を愛し、家族を愛し、地域を愛することで、
私たちが生み出した製品にこめられた愛を広く社会に伝えましょう。

社員十カ条

１．素直でプラス思考の人間であること。
２．人生計画を持ち、仕事と家庭を両立できること。
３．組織人・社会人・家庭人として、十分な知識を持つこと。
４．自己啓発を継続し、より高い目標に挑戦すること。
５．目先や枝葉にとらわれず本質をみること。
６．プロ意識をもち、責任を持つこと。
７．体が資本、健康管理を十分にすること。
８．常に問題意識をもち、自分の意見を提案すること。
９．できない理由を言わず、できる方法を見いだすこと。
10．他の社員に思いやりを持ち、他人の批判をしないこと。

こるどん株式会社　2009年8月1日

こるどん品質方針

社内の全員が、情熱をもって仕事に取組み、
お客様が必要なものを、必要なときに、必要な価格でお届けする。
そのためにたえず最大限の努力をし、あらゆる改善策を実施していきます。

2003年3月31日

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交流会でも皆和気あいあいとお互いの会社の悩みや情報交換など
有意義な時間を過ごすことができました！