新春交礼会

報告者　NPO法人日高わのわ会
事務局長　安岡　千春氏


今年は、NPO法人日高わのわ会　事務局長　安岡千春さんに新春交礼会の報告をいただきました。自らの半生を振り返っていただくような報告で内容も充実しており、学びが多い会となりました。主な気づきを記載させていただくと、①地域の困りごと（ニーズ）が解決できるように新たな事業を展開していく姿勢や、②子供を持つ働くかあちゃんという同じ境遇で仲間づくりを行い、組織化を目指していったことや、③安岡さんの役割は強力なリーダーシップを発揮することではなく、コミュニケーションの成立した上で協働をしていくまとめ役であり、それが今の評価につながっていると感じました。また個人的には、地域のニーズが判明した時、ねばり強く課題解決をしていくことで、そこで地域の信頼を得、新たな潜在ニーズを発掘していくという好循環を生み出していると考えられました。
また「2：6：2」の法則という新しいことを始める際、まずヴィジョンを共有できる方を一人味方につけ、提案をすれば６人はついてきてくれる、残りの２人はついてこなければ責めずに意見を尊重するという話も、普段トップダウンで判断を行いがちな企業家にとっては新鮮に聞こえました。労使見解にも通じると考えております。
自分も地域で事業を展開する立場で、安岡さんの話は、先駆者としてためになるポイントがたくさんありました。今後も先輩を見習って地域と共にあるきぎょうとして頑張っていければと思います。安岡さん、ありがとうございました。

受賞
2019.11　第36回地域づくり表彰にて国土交通大臣賞受賞
2020.10　令和２年度あしたのまち・くらしづくり活動賞にて内閣総理大臣賞受賞

「わのわ会」の仕組み
村をひとつの家族として考える    “村まるごと家族プラットフォーム”
お母さんのお節介が、既存サービスの狭間を支える

理念について
「年をとっても障害をもっても その人らしく暮らせる日高村」をミッショに。
「出来る人が、出来る時間に、出来ることを」

住民有償ボランティア活動グループ「わのわ会」を結成から、平成17年3月 NPO法人日高わのわ会設立
障害者居宅支援サービス”わのわのおうち輪が家”（ショートステイ・タイムステイ）、日高村フルーツトマト商
品開発や、「喫茶わのわ」、最近では、ゲストハウスEat&Stay とまととの運営など

今回は、オンライン例会という事で、安岡代表理事の挨拶もオンラインでした。
オンライン上の参加は3名でしたが、グループ討論も盛り上がっていたようです。
今回、前半に音声のトラブルがありましたが、後半には解決し、今後の開催での注意点の洗い出しもできました。とは言え、報告部分が聞き取りづらかったので大変なご迷惑をおかけいたしました。お詫び申し上げます。
今回、参加できなかった皆様にお知らせです。3月19日(金)に安芸支部設立記念例会での安岡さんの報告で開催することに決定いたしました。
今回参加できなかった方、もう一度聞きたい方、よろしければ、是非ご参加下さいませ。