ディーセント委員会企業見学会＆ランチミーティング

日時：平成28年1月14日　10:00～14：00
場所：安芸市
訪問先：①ハッピーファーム有限会社（施設園芸・ミニトマト）
②土佐備長炭工房　一（イチ）（炭焼き職人）
参加者：ディーセントワーク委員長　西川　きよ（有限会社　アフロディア）
ディーセントワーク副委員長　戸田　実知子（有限会社　戸田商行）
ディーセントワーク副委員長　萩野　裕章（ハギノ建設株式会社）
安芸支部幹事長　小松　哲也（有限会社　安芸グループファーム）
安岡　千春（NPO法人　日高わのわ会）
西川　隼平（西川農園エンジェルガーデンHappy）
真鍋　麻美（高知県中小企業家同友会事務局）

スケジュール：10：00　安芸グループファーム駐車場で待ち合わせ
10：15　ハッピーファーム　着
ほ場見学、代表の説明及び質疑応答
11：10　ハッピーファーム　発
11：15　土佐備長炭工房　一　着
代表の近藤さんから経緯及び炭焼きの説明及び質疑応答
12：20　土佐備長炭工房　発
12：30　畑山ジローの店　着
ランチミーティング
14：00　解散

コメント：
今日は高知県中小企業家同友会ディーセント委員会の企業訪問＆ランチミーティングでした。
本日見学させていただいた企業は、安芸市でミニトマト栽培を手掛けているハッピーファーム有限会社さんと、同じく安芸市で炭焼きをしている土佐備長炭工房一（イチ）の近藤さんの職場を訪問させていただきました。
まず、ハッピーファームさんのハウスにお邪魔したのですが、ハウスは安芸市内から4㎞程山に入ったところにある平野にあります。

軒高4.5m面積55a（栽培面積50a）の大きなハウスで11名の従業員の方がミニトマトの栽培をされていました。
ハウス内は軒高が4.5mもあるため、非常に開放感があり、また受粉のためにマルハナバチが飛び交う自然にやさしいハウスでミニトマトが栽培されていました。
障がい者の方も1名雇用されており、他の従業員の方と一緒に収穫作業をされていました。
見学はいつでもOKとのことなので、近くに来られた方は是非お立ち寄りください。

次に向かったのはハッピーファームさんから車で5分くらいの内原野地区にある炭焼き工房です。
この施設はもともと安芸市の持ち物であるのですが、しばらく使われていなかったものを代表の近藤寿幸さんが平成27年の4月から借りて炭焼きを行っています。
近藤さんは安芸市赤野の出身で養護学校で講師をした後、室戸の炭焼き職人のもとで修業をし、独立をして土佐備長炭工房一（イチ）を立上げ、現在一人で炭焼きを行っています。

炭焼き作業はなかなかハードな作業であり、また火の管理も重要なため一人での作業はなかなか大変で、早く従業員を雇用したいとのことでしたが、作業の中でも障害を持った方でもできる作業もあるためそういった方が働ける場所を作りたい！と真っ赤にいこった備長炭のように熱い思いを語っておられました。
また課題として、備長炭の秀品率を上げること、施設が老朽化しているためその修繕、雇用等を挙げられていました。
また、備長炭自体はまだまだ需要が多く、作れば売れる商品とのことですが、どうしても秀品以外の物も出来るようです。そのため今年参加している、「弥太郎あきんど塾」では備長炭の利用を拡大するために、消臭剤の材料などへの商品化を学んでいるそうです。
近藤さんは暮らしの中に炭をトータルプロデュースする事が目標だそうで、安芸の炭焼きに救世主が現われたと感じました。

この後近藤さんを含めた7名で安芸市内にある「土佐ジローの店」に移動し、美味しい土佐ジローの親子丼と唐揚げを食べながら、ミーティングと今後のスケジュール確認を行い解散となりました。