高知支部2月例会
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高知支部例会
高知支部2月例会を、高知中央南支部、ディーセントワーク委員会合同企画にて開催いたしました。車椅子の防災士桑名秀輔氏に「ハンディはあるけど、元気です。」と題してご講演頂きました。
桑名秀輔氏は、今回進行を務めさせていただきました私、町田の同級生で桑名皮膚科の院長桑名隆一郎先生のご長男でいらっしゃいます。障碍がありながら防災士の資格を取得され、母校の土佐中学校・高等学校で毎年講演をされていることを、以前からお父様からお聞していました。そこで、2月例会の企画検討会で是非、講師としてお招きしたいと提案させて頂き、快諾いただきました。
桑名氏は突然の不慮の事故により、思いもよらず首から下が不自由となり流暢に話をする事も出来なくなりました。講演の冒頭「絶望の中から多くの人に助けられて活動しています。」との言葉がありましたが、多くの困難が伴う中、防災士の資格を取得され、また、高知短期大学では学長賞を受賞され首席で卒業されています。今も高知県立大学で科目等履修生として学びを継続、真剣に前を向いて勉学に励んでおられます。
講演は数十ページに及ぶパワーポイントを用いて行われましたが、全てご自分で作られたとのこと。防災に関しては減災対策、地震の仕組み、津波の仕組み、防災士としての活動について説明され、防災Q&Aも行われました。また、防災士でありながら要介護者の視点から自助、共助、公助の大切さを語られました。防災とは別に障碍者として普段から感じている社会インフラ(公衆トイレ、スロープ、駐車場、販売店、娯楽施設等)の改善点も指摘されました。
最後にご自分の趣味である釣り、旅行、車椅子ランニングについても明るく語られました。40名の参加で、マスコミの取材もありました。例会の模様は高知放送で放映され、高知新聞にも記事が掲載されました。
私は桑名氏のお話を聞いていて車椅子の理論物理学者ホーキング博士が頭に浮かびました。桑名氏は有限会社メディエス桑名の社長として経営にあたられており、中小企業家同友会に参加して頂ければ、我がディーセントワーク委員会も新たな活動が展開出来るのではと密かに期待しております。
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