第30回 定時総会、記念講演会
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県例会
- まず定時総会が行われました
高知県中小企業家同友会の第30回目となる定時総会が、 5月16日(土)に高知城ホールを会場に開催されました。 会員57名、オブザーバー23名の計80名に参加を得られ、 午後2時から午後8時までの長丁場でしたが、 「共感・一丸・幸循環~共に育ち合う同友会~」の2015年度スローガンにふさわしく、 第1部から第3部まで大変リズムのよい進行で、盛会となりました。
田中高知支部幹事の司会で始まった総会議事の冒頭では、 高知同友会の名前入り法被を着用した佃青年部会長と若いメンバー3人で壇上にあがって、 1、よい会社を作ろう 2、よい経営者になろう 3、よい経営環境を作ろう と、三つの目的を短く高らかに勢いよく唱和するところからスタートしました。
成岡代表理事のあいさつでは、ご出席くださった 大学、行政、金融機関らの来賓のみなさんに感謝の気持ちを伝えたあと、 「高知同友会の30年近い歴史で、私たちの先輩方が築いた土台の上にさらに新しいビジョンを描き、 その実現に向けて日々の活動から運動へとつながるしっかりした仕組みと体制を整えながら 『人を生かす経営』を心がけ、会員企業の一社一社が21世紀型の強靭な企業づくりをめざし、 会員一人ひとりが総合的な能力を身に着けた良い経営者となるよう、 『自主・民主・連帯』の精神で役員一同、事務局とともに今期も 気持ちを引締めて取り組みたい」と抱負を述べました。
議事では、藤田議長の落ち着いた運営で、高村理事による経過・会計報告、 宮崎監事による会計監査報告、八木理事による2015年度の活動方針と予算案の説明、 さらに役員選考委員長の成岡代表理事による新役員の選出と議案が一括して提案され、 満場一致の拍手で承認をされました。
成岡氏とともに、新任で代表理事に就任した刈谷氏からは、 新しい役員を代表して所信表明の報告があり、 事務局体制が川竹専務理事・井上事務局次長の形で進むことを紹介してくださいました。
- 記念講演とグループ討論です
第二部の基調講演では、西森室長・大石座長のもとで 徳島同友会代表理事の山城真一氏(株式会社サンフォート代表取締役)による 「こつこつ続け、こつこつ増やした同友会づくりに学ぶ ~会員満足度を高め、経営指針を作成した役員で同友会運動を実践する~」 と題した報告をいただきました。
高知同友会から10年遅れて発足した徳島同友会でしたが、 2006年の青年経営者全国交流会(青全交)で無理な増強をした反省として、 経営指針の成文化する企業を着実に増やしていく仕組みを築いて、 経営指針を作成したメンバーが核となって同友会運動を広げていった歩みを語ってくださいました。 新規会員が2年以内に経営指針成文化ができる範囲での増強を果たすとして、 5つの支部で5名ずつの年間純増を目指す「組織とシステム」を、 他県同友会から謙虚に学びながら丁寧に作っていた様子は、 充実した例会内容を繰り返しのプレ例会で作りこんで開催してきたことと併せて、 まさに会員満足度を高めて進めた点で説得力のあるものでした。 高知と徳島では、人口も企業数もそんなに違わないことは、 みなさん存知のことだと思いますので、2006年203名だった徳島同友会の会員数が、 2014年には409名と倍増していることのすごさはよく分かることでしょう。 2007年に徳島南支部を設立してから2012年に城東・城西支部を作るまでに 5つの支部を「小さく産んで大きく育てた」との経過から、 必ずしも成功ばかりではないと山城氏は謙遜しますが、 高知同友会が学ぶべきものは決して少ないものではありませんでした。
続いての10グループに分かれての討論では、話題は同友会のことが中心にはなりますが、 組織経営をそれぞれの立場で実践している来賓のみなさんも 「大いに刺激になったし、同友会のこともよく分かった」 と、活発な意見を述べ合っていました。
- 交流会が行われました
第三部の交流会では、高知大学の上田健作・地域協働学部長と高知県庁の中澤一眞・産業振興推進部長から、 それぞれ来賓としての祝辞を昨年に引き続き頂戴しました。 産学官民連携の歩みの中で、経営者が真剣に学び合う高知同友会への期待、 高知を代表する企業経営者を輩出してほしいとの願いを、お二人ともから強く感じました。 元代表理事の西森憲二氏からのユーモアを交えた温かい乾杯のあいさつで、開宴となりました。 PRタイムでは、愛媛同友会からいらしていたお二人からは 高知同友会のディーセントワーク委員会メンバーと一緒になって 10月下旬に松山市で開催する障害者問題全国交流会への参加呼びかけが行われました。
新会員紹介では、3名の新(再)入会の会員が壇上にあがって、 それぞれのスピーチに拍手が送られました。
閉会のあいさつは安岡副代表理事で、河川の流域を意識した支部づくりも 今後はあるのではないかとの提言を加えたところで、一本締めとなりました。 (文章・川竹大輔専務理事)
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