2017第5回経営労働問題全国交流会in京都
2017第5回経営労働問題全国交流会in京都
8月31日、9月1日と京都で開催された第5回経営労働問題全国交流会へ出席しました。
「社員と共に魅力ある未来を創造し持続可能な企業へ」をテーマに二日間学んできました。
初日は今年の総会で幹事長に就任された中山幹事長より「人を生かす経営」の推進を~経営指針成文化・実践運動を広げるために~と題して問題提起がありました。
2008年のリーマンショックを乗り越えた企業の共通点は経営指針を作成され全社一丸でがんばってきた企業です。各県では経営指針の成文化の講座を開催されており、経営指針を成文化された企業が増えてはいるものの成果が出ていないのは①理念とビジョンはあるが方針と計画がアバウト②社員と共に作ってない③企業変革支援プログラムの活用がないの三点をまとめて言うと「労使見解の理解が弱いのではないか」。
問題提起を受けて4分散会に分かれて議論を深めました。私は「京都同友会における経営指針成文化の取り組み」の第2分散会に出席しました。京都同友会も2002年より経営指針成文化セミナーを実施したが運営が行き詰った。その理由が中山幹事長からも指摘があったように指針書をつくることが目的であったためです。2005年に京都同友会のあり方を考え2006年から学びと実践のパンフレットを作成し経営指針セミナーから実践道場「私が変わります!」へ変化していきました。そして経営者となる前に一人の人間を問う「自己姿勢の確立」に重きを置かれています。
高知同友会の現状と課題は経営指針の理念は作ったが方針・計画がアバウトで社員の参加や社内発表もできない企業が多いように思います。ぜひ、高知同友会の経営指針成文化と実践講座へ自己姿勢の確立も加え、方針、計画、社内発表まで丁寧にフォローできる仕組みをつくっていきたいと思いました。
二日目は元経営労働委員長で京都同友会上野修氏からの特別報告の後、今期経営労働委員長に就任された林委員長から「人を生かす就業規則と経営指針」と題して問題提起がありました。経営労働委員会では指針をつくっても実践につがらない要因の一つは労働環境の改善が経営指針に位置づけられてないのではとの認識が一致し「就業規則のガイドライン」作成プロジェクトで「働く環境の指針づくりの手引き」の第1次案を作成されました。労使見解を理解する上でもとてもわかりやすく書かれていますので経営指針委員会でも勉強会を立ち上げて学んでいきます。
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