同友会と私「有限会社 安芸グループふぁーむ」

同友会と私

「有限会社 安芸グループふぁーむ」
代表取締役　小松 哲也

大卒で調理場を渡り歩いた末、帰郷後33歳で独立するも、振るわぬ事業は６年で廃業。異業種14名と共に起業していたアイスクリーム製造会社の農家仲間達に支えられ、農業へと転身します。

７年後、その会社、安芸グループふぁーむの代表を引き受けますが、２年目で早くも経営危機に瀕します。分裂解散覚悟で臨んだ臨時総会では、会社経営に専念することを誓う結果に。

事業を縮小し、従業員も替わり続ける中、平成21年３月に同友会へ入会します。
当初は営業目的でしたが、少しずつ経営の基本を学び、現在、安芸支部で役員を務めながら経営指針を成文化中です。まだ社内で共有するまでには至っておりませんが、取り組みの効果は私自身の態度に出ているようで、やっと、今の従業員２名と、良い会社を築いて行くための手立てを考えることができる、本当の経営のステージに上がれそうです。

「同友会は、どうやってお金を儲けて、それをどう配分するのかを学ぶ会。」愛媛同友会、鎌田哲雄専務理事の言葉に衝撃を受け丸１年。今年の会社づくりこそが問われています。

また、安芸支部は創立２周年を迎えた若い組織。零細企業が中心、歴史も特殊な地域にあります。そんな中、安芸の将来を想う幹事仲間達と共に、「地域企業を好循環に巻き込む同友会！」をスローガンに、経営者同士が良い会社づくりに取り組める環境づくりのため、例会準備や会員増強に奮闘中です。